グループディスカッション攻略法 Part2~種類別対策~

グループディスカッション攻略法 Part2~種類別対策~


19_グループディスカッション_01

グループディスカッション攻略法 Part1の記事ではグループディスカッションの概要と大まかな流れについて記載しました。本稿では形式別にグループディスカッションの実例をご紹介します。当日まで議題がわからないので対策しようがないと思い込んでいませんか?パターン別に捉えれば対策を行うことは可能です!

グループディスカッション攻略法 Part1の記事ではグループディスカッションの概要と大まかな流れについて記載しました。本稿では形式別にグループディスカッションの実例をご紹介します。当日まで議題がわからないので対策しようがないと思い込んでいませんか?パターン別に捉えれば対策を行うことは可能です!











1.グループディスカッションの種類とは?

1.グループディスカッションの種類とは?

グループディスカッションは以下4つに大きく分類できると考えます。
抽象的テーマ型 / 課題解決型 / 資料分析型 / ディベート型
それぞれ順を追って解説をします。

●抽象的テーマ型

抽象的なテーマをもとにグループで話し合い、最終的に1つの結論を出す形式。
アイデアが分散しがちで答えがまとまらずに終わることもあるので要注意です。
(例)20年後に消える職業の中で最もインパクトの大きなものは何か?

●課題解決型

与えられた課題について、解決策を提示することを目的としたグループディスカッションです。
企業に関するもの・時事に関するもの・まったく馴染みのないものなど、テーマは様々です。
(例)百貨店の売上を伸ばすには?

●資料分析型

与えられた資料を読み解き、最善と思われる解決策を提示することを目的としたグループディスカッションです。
課題解決型と似ていますが、意見の根拠は資料もしくはそこから類推できることである必要があります。
(例)インドネシアでの都市開発事業でどのパートナーと組むべきか?

●ディベート型

反対/賛成など、あらかじめ自分に明確な役割が与えられたうえでテーマについて議論するタイプのグループディスカッションです。資料が配布されることもあります。
(例)自分が部長であると仮定し、学校全体の部活予算を自分の部活に多く回ってくるようにせよ。

19_グループディスカッション_03


グループディスカッションは以下4つに大きく分類できると考えます。
抽象的テーマ型 / 課題解決型 / 資料分析型 / ディベート型
それぞれ順を追って解説をします。

●抽象的テーマ型

抽象的なテーマをもとにグループで話し合い、最終的に1つの結論を出す形式。
アイデアが分散しがちで答えがまとまらずに終わることもあるので要注意です。
(例)20年後に消える職業の中で最もインパクトの大きなものは何か?

●課題解決型

与えられた課題について、解決策を提示することを目的としたグループディスカッションです。
企業に関するもの・時事に関するもの・まったく馴染みのないものなど、テーマは様々です。
(例)百貨店の売上を伸ばすには?

●資料分析型

与えられた資料を読み解き、最善と思われる解決策を提示することを目的としたグループディスカッションです。
課題解決型と似ていますが、意見の根拠は資料もしくはそこから類推できることである必要があります。
(例)インドネシアでの都市開発事業でどのパートナーと組むべきか?

●ディベート型

反対/賛成など、あらかじめ自分に明確な役割が与えられたうえでテーマについて議論するタイプのグループディスカッションです。資料が配布されることもあります。
(例)自分が部長であると仮定し、学校全体の部活予算を自分の部活に多く回ってくるようにせよ。

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2.種類別対策 面接官は何を見ている?

2.種類別対策 面接官は何を見ている?

それでは次に、種類別の対策ポイントと面接官が何を意識して皆さんの評価をしているかをお伝えします。

●抽象的テーマ型

前提条件を整えてから意見を交換するように意識しましょう。
(例) 20年後に消える職業の中で最もインパクトの大きなものは何か?
→インパクトの定義をチーム内で決めるところから開始。

★面接官に見られているポイント
・見られているのは「結果」ではなく「過程」
・人柄重視

●課題解決型

定義づけ→現状分析を行ったうえで議論を開始することが大切です。
アイデアはチーム内で出しきってから収束するように意識しましょう。

(例)百貨店の売上を伸ばすには?
→どこの百貨店のいつの売上をどう伸ばす?(定義づけ)を考えてから、伸び悩んでいるのはなぜ?(現状分析)を考える。その後に現状を改善するためのアイデアをチーム内で議論しましょう。
収束させる際は、その施策によって与えられる効果の大きさと実現可能性を鑑みた【優先順位付け】を忘れずに!

★面接官に見られているポイント
・納得させられる結論(論理的に導き出した結論)を出すことができているか。

●資料分析型

前提確認→現状分析→原因特定→アイデア出し→アイデア吟味→結論というプロセスを外さずに議論しましょう。

データを根拠に数字ベースで話すことを意識すれば評価は上がります。
(例)インドネシアでの都市開発事業でどのパートナーと組むべきか?

★面接官に見られているポイント
・見られているのは人柄<能力。論理的思考力、仮設構築力などが十分に備わっているかどうか。

●ディベート型

それぞれの立場が明確であるため、主張の押し付け合いにならないよう注意しましょう。
議論の冒頭にチーム全体で判断の基準を設定することが重要です。
その際、自分の立場に優位な基準設定をすることができれば尚良いでしょう。

(例)自分の部活に多くの部費を配分せよ。
→与えられた立場が「部員は少ないが有望な選手がいる野球部」だった場合、判断の基準を「学校の知名度をあげるかどうか」に設定をします。

そうすると、「野球というスポーツそのものに知名度がある」「有望な選手が活躍することで学校の知名度が上がる可能性がある」という論理を作ることができます。

★面接官に見られているポイント
・チームで判断基準を明確にし、その基準に沿った建設的な議論ができているか。


それでは次に、種類別の対策ポイントと面接官が何を意識して皆さんの評価をしているかをお伝えします。

●抽象的テーマ型

前提条件を整えてから意見を交換するように意識しましょう。
(例) 20年後に消える職業の中で最もインパクトの大きなものは何か?
→インパクトの定義をチーム内で決めるところから開始。

★面接官に見られているポイント
・見られているのは「結果」ではなく「過程」
・人柄重視

●課題解決型

定義づけ→現状分析を行ったうえで議論を開始することが大切です。
アイデアはチーム内で出しきってから収束するように意識しましょう。

(例)百貨店の売上を伸ばすには?
→どこの百貨店のいつの売上をどう伸ばす?(定義づけ)を考えてから、伸び悩んでいるのはなぜ?(現状分析)を考える。その後に現状を改善するためのアイデアをチーム内で議論しましょう。
収束させる際は、その施策によって与えられる効果の大きさと実現可能性を鑑みた【優先順位付け】を忘れずに!

★面接官に見られているポイント
・納得させられる結論(論理的に導き出した結論)を出すことができているか。

●資料分析型

前提確認→現状分析→原因特定→アイデア出し→アイデア吟味→結論というプロセスを外さずに議論しましょう。

データを根拠に数字ベースで話すことを意識すれば評価は上がります。
(例)インドネシアでの都市開発事業でどのパートナーと組むべきか?

★面接官に見られているポイント
・見られているのは人柄<能力。論理的思考力、仮設構築力などが十分に備わっているかどうか。

●ディベート型

それぞれの立場が明確であるため、主張の押し付け合いにならないよう注意しましょう。
議論の冒頭にチーム全体で判断の基準を設定することが重要です。
その際、自分の立場に優位な基準設定をすることができれば尚良いでしょう。

(例)自分の部活に多くの部費を配分せよ。
→与えられた立場が「部員は少ないが有望な選手がいる野球部」だった場合、判断の基準を「学校の知名度をあげるかどうか」に設定をします。

そうすると、「野球というスポーツそのものに知名度がある」「有望な選手が活躍することで学校の知名度が上がる可能性がある」という論理を作ることができます。

★面接官に見られているポイント
・チームで判断基準を明確にし、その基準に沿った建設的な議論ができているか。











3.まとめ

3.まとめ

グループディスカッションにおける種類別の対策はイメージがつきましたか?グループディスカッションで意識することはなによりチームで最大のアウトプットを出すことです。チームワークが重要となるため、議論の流れを極端に壊したり、他者の意見を頭ごなしに否定したりせず、チームとして最大限のアウトプットが出せるように議論することを心がけましょう!

グループディスカッションの基本的な解説はこちらから


グループディスカッションにおける種類別の対策はイメージがつきましたか?グループディスカッションで意識することはなによりチームで最大のアウトプットを出すことです。チームワークが重要となるため、議論の流れを極端に壊したり、他者の意見を頭ごなしに否定したりせず、チームとして最大限のアウトプットが出せるように議論することを心がけましょう!

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