留学ってどれくらいお金がかかるの? 海外大学・大学院留学費用まとめ!

留学ってどれくらいお金がかかるの? 海外大学・大学院留学費用まとめ!


cost

留学に興味があるけど、全部でいくらお金がかかるの?どうしたら留学費用を抑えられる?と気になっている方!今回は海外大学・大学院留学にかかる費用について留学経験者が解説します。国ごとの費用の比較や、筆者が実際に払った大学院留学の総費用も紹介しているので、留学に悩んでいる方はこの記事を読んで計画を進めてみてください!

留学に興味があるけど、全部でいくらお金がかかるの?どうしたら留学費用を抑えられる?と気になっている方!今回は海外大学・大学院留学にかかる費用について留学経験者が解説します。国ごとの費用の比較や、筆者が実際に払った大学院留学の総費用も紹介しているので、留学に悩んでいる方はこの記事を読んで計画を進めてみてください!


1.海外大学・大学院留学にかかる費用 内訳

海外大学・大学院に留学する際にかかる費用は主に、
・滞在中:学費、生活費
・渡航前:ビザ代、航空券代、留学保険料
が挙げられます。

今回は、留学先として人気な英語圏のイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアの留学費用を、上記の5項目に注目して比較していきます!

また、それぞれの費用を抑えるTipsも合わせて紹介するのでぜひ参考にしてみてください。


1.海外大学・大学院留学にかかる費用 内訳

海外大学・大学院に留学する際にかかる費用は主に、
・滞在中:学費、生活費
・渡航前:ビザ代、航空券代、留学保険料
が挙げられます。

今回は、留学先として人気な英語圏のイギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリアの留学費用を、上記の5項目に注目して比較していきます!

また、それぞれの費用を抑えるTipsも合わせて紹介するのでぜひ参考にしてみてください。


2.海外留学費用① 授業料

Tuition fees

※アメリカは、公立 (Publice) か 州立 (State) / 私立 (Private) か、州内出身 (in-state) か州外出身 (out-of-state) かで授業料が大きく変わります。


英語圏の大学・大学院の1年間の授業料 (Tuition Fee / Course Fee) は、最低でも平均約250〜400万円かかると言われています。
学士過程 (Undergraduate) か大学院 (Postgraduate) か、学部・コースの専門分野によって金額は変わります。

表には載っていませんが、ドイツなど一部のヨーロッパの国では、国公立大学の授業料が無料または非常に低額で、留学生に対してもその額を適用するという優しい国もあります。
また、英語で授業が行われるコースもあるので、英語圏の大学が高くて厳しいという方はヨーロッパで自分に合ったコースを探してみるのもアリです。

支払いについてですが、一括払いだと非常に大きな額になるので、クレジットカードの場合、必要であれば事前に限度額の引き上げをしておきましょう。

また、外貨は支払い額が大きければ大きいほど、為替レートによって影響を受ける損益分も大きいです。
(例:30,000ドルの学費が、1ドル=130円と1ドル=150円の時では60万円も差が出てしまいます。)
円と現地通貨の為替レートをこまめにチェックして、レートがいいタイミングを狙うのもおすすめです。


2.海外留学費用① 授業料

Tuition fees

※アメリカは、公立 (Publice) か 州立 (State) / 私立 (Private) か、州内出身 (in-state) か州外出身 (out-of-state) かで授業料が大きく変わります。


英語圏の大学・大学院の1年間の授業料 (Tuition Fee / Course Fee) は、最低でも平均約250〜400万円かかると言われています。
学士過程 (Undergraduate) か大学院 (Postgraduate) か、学部・コースの専門分野によって金額は変わります。

表には載っていませんが、ドイツなど一部のヨーロッパの国では、国公立大学の授業料が無料または非常に低額で、留学生に対してもその額を適用するという優しい国もあります。
また、英語で授業が行われるコースもあるので、英語圏の大学が高くて厳しいという方はヨーロッパで自分に合ったコースを探してみるのもアリです。

支払いについてですが、一括払いだと非常に大きな額になるので、クレジットカードの場合、必要であれば事前に限度額の引き上げをしておきましょう。

また、外貨は支払い額が大きければ大きいほど、為替レートによって影響を受ける損益分も大きいです。
(例:30,000ドルの学費が、1ドル=130円と1ドル=150円の時では60万円も差が出てしまいます。)
円と現地通貨の為替レートをこまめにチェックして、レートがいいタイミングを狙うのもおすすめです。


3.海外留学費用② 生活費

Living cost

※滞在費(寮費、家賃)も含みます。


現地での生活費は、学生ビザ申請時に最低限必要な資金力の証明 (financial requirement) として、政府が費用の目安を提示していることが多いです。
気になる方は、政府サイトの学生ビザのページをチェックしてみましょう。

生活費の内訳は主に以下のようになります。
・滞在費(寮費、家賃)
・食費
・交際費(外食、カフェ)
・交通費
・旅行
・スマホ(SIM代など)
・その他(洋服、ジム、日用雑貨など)


■生活費を抑える節約術
ここでは、筆者がUK留学時代に使っていた・役に立ったサービスなどを紹介します!

<学割・U25>
交通機関や、サブスクリプションサービス、美術館・博物館などでは、学生向けの割引 (Student discont) や25歳以下 (Under 25 / U25) の割引がよくあります。

また、お店や施設が個人で提供する割引以外に、筆者はUNiDAYSという学生向けサービスも使っていました。
学生の特権は使えるうちにどんどん使っていきましょう!

<フードロス削減アプリ>
外食を控えて自炊をすれば食費は抑えられますが、料理や買い物をするのも疲れてしまう時もありますよね。

そんな時は、レストランやカフェなどの賞味期限間近の商品を割引価格で購入できるアプリを使っていました。
イギリスでは、Too good to goOLIO といったアプリが有名で、大手飲食店が提携しているので非常に便利でした。

<Second-hand・中古>
洋服や雑貨、本などの日用品は Second-hand=中古だと安く買えます。

古着や中古品を売っているチャリティショップやオンラインサイトには、意外にいいデザインだったり掘り出し物もあります。OxfamVintedなどは現地の人も良く使っていたのでぜひチェックしてみてください。

また、筆者の学生寮にはDonation boxといって、昔住んでいた学生が調理器具や家具などを寄付できるボックスもありました。
それ以外にも、引っ越しや帰国してしまう友人の間で譲りあったり、SNSや掲示板などを使ってものを譲りあっている人もいました。


3.海外留学費用② 生活費

Living cost

※滞在費(寮費、家賃)も含みます。


現地での生活費は、学生ビザ申請時に最低限必要な資金力の証明 (financial requirement) として、政府が費用の目安を提示していることが多いです。
気になる方は、政府サイトの学生ビザのページをチェックしてみましょう。

生活費の内訳は主に以下のようになります。
・滞在費(寮費、家賃)
・食費
・交際費(外食、カフェ)
・交通費
・旅行
・スマホ(SIM代など)
・その他(洋服、ジム、日用雑貨など)


■生活費を抑える節約術
ここでは、筆者がUK留学時代に使っていた・役に立ったサービスなどを紹介します!

<学割・U25>
交通機関や、サブスクリプションサービス、美術館・博物館などでは、学生向けの割引 (Student discont) や25歳以下 (Under 25 / U25) の割引がよくあります。

また、お店や施設が個人で提供する割引以外に、筆者はUNiDAYSという学生向けサービスも使っていました。
学生の特権は使えるうちにどんどん使っていきましょう!

<フードロス削減アプリ>
外食を控えて自炊をすれば食費は抑えられますが、料理や買い物をするのも疲れてしまう時もありますよね。

そんな時は、レストランやカフェなどの賞味期限間近の商品を割引価格で購入できるアプリを使っていました。
イギリスでは、Too good to goOLIO といったアプリが有名で、大手飲食店が提携しているので非常に便利でした。

<Second-hand・中古>
洋服や雑貨、本などの日用品は Second-hand=中古だと安く買えます。

古着や中古品を売っているチャリティショップやオンラインサイトには、意外にいいデザインだったり掘り出し物もあります。OxfamVintedなどは現地の人も良く使っていたのでぜひチェックしてみてください。

また、筆者の学生寮にはDonation boxといって、昔住んでいた学生が調理器具や家具などを寄付できるボックスもありました。
それ以外にも、引っ越しや帰国してしまう友人の間で譲りあったり、SNSや掲示板などを使ってものを譲りあっている人もいました。


4.海外留学費用③ ビザ代

Visa

※2024年4月時点。

学生ビザの申請費用も国によって大きく異なります。
ただ、昨今のインフレでどの国も費用が上がってきている傾向があります。
政府サイトで最新情報をチェックしましょう。

<あわせて読みたい参考記事>
海外大学・大学院留学準備【2024年版】イギリス学生ビザ (Student Visa)申請方法


4.海外留学費用③ ビザ代

Visa

※2024年4月時点。

学生ビザの申請費用も国によって大きく異なります。
ただ、昨今のインフレでどの国も費用が上がってきている傾向があります。
政府サイトで最新情報をチェックしましょう。

<あわせて読みたい参考記事>
海外大学・大学院留学準備【2024年版】イギリス学生ビザ (Student Visa)申請方法


5.海外留学費用④ 航空券代

航空券の値段は、渡航先や時期によって大きく変わります。
ただ一般的に、予約時期が早ければ早いほど安く購入でき、クリスマス〜年末年始や8月の夏休みシーズンなどの休暇期間は高くなります。

また、チケットは片道より往復の方が圧倒的に安いですが、1年先の帰国日を今からまだ決められないという人も多いのではないでしょうか。
その場合は、帰路の日程を手数料無料で自由に決められるオープン / フレックスチケットがおすすめです。

とにかく費用を抑えたい!という方は、海外の航空会社やトランジットを選ぶと日本の大手航空会社の直行便より安くなります。ただ、留学の総費用を考えると航空券代が占める割合は少ないので、個人的には安全な会社やルートで行くことをおすすめします。


5.海外留学費用④ 航空券代

航空券の値段は、渡航先や時期によって大きく変わります。
ただ一般的に、予約時期が早ければ早いほど安く購入でき、クリスマス〜年末年始や8月の夏休みシーズンなどの休暇期間は高くなります。

また、チケットは片道より往復の方が圧倒的に安いですが、1年先の帰国日を今からまだ決められないという人も多いのではないでしょうか。
その場合は、帰路の日程を手数料無料で自由に決められるオープン / フレックスチケットがおすすめです。

とにかく費用を抑えたい!という方は、海外の航空会社やトランジットを選ぶと日本の大手航空会社の直行便より安くなります。ただ、留学の総費用を考えると航空券代が占める割合は少ないので、個人的には安全な会社やルートで行くことをおすすめします。


6.海外留学費用⑤ 留学保険料

海外留学保険の加入は任意ですが、日本の保険は海外では適用されないため入っておくことをおすすめします。

補償内容はプランによって様々です。例えば、歯科保障、死亡保障、盗難・紛失など、何をどこまでカバーしたいかによります。保護者の方ともきちんとお話しして決めると良いでしょう。

筆者は、AIG損保の留学保険を使い、
・損害死亡
・治療・救援費用無制限
・歯科治療費用
・一時帰国中補償特約あり
といった内容が含まれているプランでした。

いくつか保険会社や内容を比較してベストなものを探してみてください!


6.海外留学費用⑤ 留学保険料

海外留学保険の加入は任意ですが、日本の保険は海外では適用されないため入っておくことをおすすめします。

補償内容はプランによって様々です。例えば、歯科保障、死亡保障、盗難・紛失など、何をどこまでカバーしたいかによります。保護者の方ともきちんとお話しして決めると良いでしょう。

筆者は、AIG損保の留学保険を使い、
・損害死亡
・治療・救援費用無制限
・歯科治療費用
・一時帰国中補償特約あり
といった内容が含まれているプランでした。

いくつか保険会社や内容を比較してベストなものを探してみてください!


7.イギリス大学院留学 総費用

それでは、2021〜2022年の1年間、ロンドンの大学の修士コースに通った筆者が実際に払った留学費用はいくらだったのかを紹介します!
※為替は当時のレートで計算しています。

【イギリス大学院留学 総費用】

・学費:約270万円 (£17,760)
・生活費:約180万円 / 年
・寮費:約160万円 / 年 (約£10,200)
・留学保険:約32万円
・ビザ代:約17万円 (2021年7月申請)
  - ビザ申請代:£348
  - 保険料: £705
・航空券:約20万円 (2021年9月渡航・羽田→ヒースローの直行便)

⇒計 約680万円

生活費についてですが、筆者や周りの友人の実体験をもとにした感覚で、月10〜15万円として計算しました。
10万円だと外食やお出かけなども控え目でやや節制した生活になり、15万円あれば友人との遊びもそこそこ余裕でできる印象でした。
また、旅行に行くと一気にお金が飛ぶため、今回は旅行代は考えないものとしています。

当時に比べ円安やインフレも進んでいるので、生活費はもっと高くなっているかもしれません。
あくまで一例として参考にしてみてください!


7.イギリス大学院留学 総費用

それでは、2021〜2022年の1年間、ロンドンの大学の修士コースに通った筆者が実際に払った留学費用はいくらだったのかを紹介します!
※為替は当時のレートで計算しています。

【イギリス大学院留学 総費用】

・学費:約270万円 (£17,760)
・生活費:約180万円 / 年
・寮費:約160万円 / 年 (約£10,200)
・留学保険:約32万円
・ビザ代:約17万円 (2021年7月申請)
  - ビザ申請代:£348
  - 保険料: £705
・航空券:約20万円 (2021年9月渡航・羽田→ヒースローの直行便)

⇒計 約680万円

生活費についてですが、筆者や周りの友人の実体験をもとにした感覚で、月10〜15万円として計算しました。
10万円だと外食やお出かけなども控え目でやや節制した生活になり、15万円あれば友人との遊びもそこそこ余裕でできる印象でした。
また、旅行に行くと一気にお金が飛ぶため、今回は旅行代は考えないものとしています。

当時に比べ円安やインフレも進んでいるので、生活費はもっと高くなっているかもしれません。
あくまで一例として参考にしてみてください!


8.まとめ

色々な面でお金がかかる留学。なるべく費用を抑えられるに越したことはありませんが、
安ければいいというものではない、ということも同時に伝えたいです。

旅行とは違って、長期間その土地に「住む」ので、何でもかんでも我慢してストレスが溜まったり体調を崩したりしたら、留学生活が辛くなる、最悪続けられなくなるかもしれません。そうなったらもったいないですよね。

なので筆者は、ある程度の快適さや安全性を求めるのはワガママではないと思っています。
その代わりに、毎月の生活費や学費分をカバーできる奨学金や、渡航先でのアルバイトなど、探せば費用を工面する手段は色々あります。

楽しい留学生活を送れるような方法をぜひ見つけていただきたいです!


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8.まとめ

色々な面でお金がかかる留学。なるべく費用を抑えられるに越したことはありませんが、
安ければいいというものではない、ということも同時に伝えたいです。

旅行とは違って、長期間その土地に「住む」ので、何でもかんでも我慢してストレスが溜まったり体調を崩したりしたら、留学生活が辛くなる、最悪続けられなくなるかもしれません。そうなったらもったいないですよね。

なので筆者は、ある程度の快適さや安全性を求めるのはワガママではないと思っています。
その代わりに、毎月の生活費や学費分をカバーできる奨学金や、渡航先でのアルバイトなど、探せば費用を工面する手段は色々あります。

楽しい留学生活を送れるような方法をぜひ見つけていただきたいです!


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